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東ソー、四日市事業所に製造設備を新設、分離精製剤の生産能力を増強

 東ソー(東京都中央区)は5月8日、分離精製剤の生産能力を増強し、四日市事業所(三重県四日市市)に製造設備を新設することを決定したと発表した。

 同社バイオサイエンス事業部の主力製品の一つである分離精製剤は、バイオ医薬品等の製造工程で使用されている。バイオ医薬品市場は主力の抗体医薬品に加え、核酸医薬品、遺伝子治療薬など新たな分野が台頭し、更なる成長が見込まれている。市場成長による旺盛な需要に対応するため、四日市事業所に製造設備を新設し、能力を増強する。また製造拠点、および保管拠点の分散化により、事業継続計画(BCP)の観点からも強固な安定供給体制構築を図る。

 同計画を通じ、需要の拡大にタイムリーに対応し、関連製品のラインアップ拡充と合わせて、今後もバイオサイエンス事業の拡大を推進していく。

<計画内容>
立地:四日市事業所(三重県四日市市霞一丁目8番地
対象設備:分離精製剤製造設備
生産能力:約20%増(2024年7月増強完工後能力比)
投資額:約140億円
計画着工:2024年5月
完工予定:2026年12月
商業運転:2027年6月予定

 ニュースリリース

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