㈱三井E&Sは4月9日、高年齢者の活躍、組織の世代交代の促進に向けて、4月1日より、定年年齢を65歳へ引き上げる定年延長を実施したと発表した。
三井E&Sは、今後の人口縮小社会に備えた若年層の早期戦力化と質の高い人材確保、ならびに年金支給年齢の引き上げなどの社会全体の高齢化が進む中で、高年齢者の活躍推進、モチベーションの維持を企図し、定年年齢を現行の60歳から65歳に延長する。これに合わせて、現行のシニアエキスパート制度を廃止し、60歳以上の従業員の役割を「長年の知識・経験を生かした若年層の育成、組織ミッション推進・補佐・指導」と再定義する。
また、役職任期制/役職定年制の導入により、世代交代と組織の継続性の両立も図っていく。
三井E&Sは、グループで掲げるビジョンである「2030年までに脱炭素社会の実現と、人口縮小社会の課題解決」の実現に向けて、人材の多様化、組織風土・従業員の意識改革を進めている。
既に2023年4月から導入した新人事制度では、年功的な処遇の排除、ローテーションの制度化を進めている。今回の定年延長、役職任期制/役職定年制等の諸施策を通じて、組織の世代交代・人材の流動化をさらに進め、引き続き厳しい環境下でもアグレッシブに挑戦する人材が活躍できる組織の実現を目指していく。
■制度の変更点
定年年齢:65歳(現在は60歳)
対象者:2024年9月末定年退職予定者から
実施開始日:2024年4月1日