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三井E&S、水素サプライチェーン向け新型「高圧大流量水素圧縮機」販売開始

 ㈱三井E&Sは4月5日、水素ステーション設備及び水素製造設備向けに大流量化を進めていた高圧大流量水素圧縮機の販売を開始すると発表した。

 この圧縮機は、国内水素ステーション向け高圧水素圧縮機でトップシェアである、三井E&Sのグループ会社、㈱加地テック(大阪府堺市)製圧縮機の大流量化を図ったもの。国内外で豊富な三井E&Sの石油精製・化学プラント向け大型大流量圧縮機の実績と、高圧水素圧縮技術で豊富な実績を持つ加地テックの知見に基づき製造された圧縮機で、2023年11月より三井E&S玉野工場にて長期耐久試験を行い、その高い信頼性と耐久性を確認した。

 同圧縮機は、流量95kg/h、圧力50MPaまで圧縮可能な能力を有し、これまでの市場製品に比べ大流量の水素を供給することが可能であり、5MW級の水電解装置で生成される水素の昇圧を、本機1台で対応することが可能となる。

 また、初期導入費用のみならず、運転費・維持管理費も含めたエンドユーザーのライフサイクルコストの低減が期待できる。

 三井E&Sは水素社会の拡大に伴い市場拡大が見込まれる高圧水素ガスの製造・輸送・利用分野に対し、経済性・信頼性に優れた各種製品・サービスの提供を通じて今後もカーボンニュートラル社会の実現に貢献していく。

<高圧水素圧縮機仕様>
吐出圧力 (吸込圧力):50MPaG (3MPaG)
流量:95kg/h (1,055Nm3/h)
外寸及び重量:H3.0m, L4.4m, W2.3m / 13.7ton

 ニュースリリース

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