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富士紡ホールディングス、化学工業品事業の能力増強に約 62 億円投資

 富士紡ホールディングス(東京都中央区)は3月29日、化学工業品事業において、連結子会社である柳井化学工業(山口県柳井市)において、新たな設備投資を実施すると発表した。

 富士紡ホールディングスの化学工業品事業は、柳井化学工業において、⻑年培った有機合成のノウ ハウを活かし、大手化学メーカー等からの機能性材料・医薬・農薬等の有機合成品中間体の受託生産で、業容を拡大している。

 機能性材料については、足元では電子材料関連の市況悪化の影響を受けているが、主要製品の一部は、需要が堅調に推移している。また中⻑期にわたる需要拡大も見込まれており、化学工業品事業の成⻑に向けて、需要見通しに合わせた受託能力拡 大を目的に、柳井本社工場の敷地内に新たに1 ラインを増設する。

 この能力増強投資により、化学工業品事業として、中期経営計画「増強 21-25」の数値目標(売上高 200 億円、営業利益 20 億円)の実現を目指していく。

<能力増強投資の内容>
会社名:柳井化学工業株式会社
増設設備の主な所在:柳井本社工場山口県柳井市柳井 1582-4
投資総額:約 62 億円
投資内容:柳井本社工場内の敷地に、1 ライン増設。
投資目的:機能性材料のうち、需要拡大が見込まれる製品につき、 生産能力増強を実施する。
稼働開始予定:2026年4月頃

 ニュースリリース

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