kikai-news.net

中国建設機械工業協会、2023年の機種別販売データを発表

 CHPSA (中国油圧空気圧シール部品工業協会):2024年2月2日、出典:「建設機械雑誌」より

 最近、中国(工程机械)建設機械工業協会から2023年の主要建設機械製品の販売データが発表されました。全体として、我が国の建設機械産業は、2023 年も依然として調整サイクルにあると考えられます。 2024 年に向けて、業界は一般に、政策効果が徐々に現れ、内需の継続的な成長により、業界は安定した回復段階に入ることが予想されると考えられています。

(表参照:ニュースソース

■4製品の販売は増加
 中国建設機械工業協会が発表した12カテゴリーの販売数量のうち、ショベル、ローダー、グレーダー、トラッククレーン、クローラークレーン、タワークレーン、ロードローラー、舗装機の8カテゴリーの製品全体の販売数量が減少しました。車載クレーン、フォークリフト、昇降作業台、高所作業車の4カテゴリー製品の販売は2022年に比べて増加しました。

<掘削機(油圧ショベル)>
 2023年1月から12月までに、掘削機は合計19万5,018台(前年比25.4%減)販売され、うち国産は8万9,980台(前年比40.8%減)、輸出は10万5,038台で、前年同期比4.04%減でした。

<ローダ>
 2023年1月から12月までに、さまざまなタイプのローダーが合計103,912台販売され、前年比15.8%減少しました。このうち国内販売は5万6,552台で同30.1%減、輸出は4万7,360台で同11.5%増となりました。

<グレーダー>
 2023年1月から12月までに各種モーターグレーダーは合計6,606台販売され、前年同期比8.5%減となりました。このうち国内販売は943台(同20.3%減)、輸出は5,663台となり、前年同期比は6.2%減でした。

<クレーン>
 2023年1月から12月までに、各種トラッククレーンは合計24,077台販売され、前年同期比7.2%減少しました。このうち国内販売は1万6,639台で同18.6%減、輸出は7,438台で同35.1%増となりました。

 2023年1月から12月までに各種クローラクレーンが合計3,208台販売され、前年同期比0.2%減となりました。このうち国内販売は1,413台で同20%減、輸出は1,795台で同23.9%増となりました。
 2023年1月から12月までに各種トラック搭載クレーンは合計24,005台販売され、前年同期比37.4%増加しました。このうち国内販売は同32.4%増の1万9233台、輸出販売は同62.4%増の4772台となりました。

<タワークレーン>
 2023年1月から12月までに、さまざまなタイプのタワークレーンが合計18,282台販売され、前年比13.1%減少しました。このうち国内向けは1万6,377台で同19%減、輸出は1,905台で同130.3%増となりました。

<フォークリフト>

 2023年1月から12月までに、さまざまなタイプのフォークリフトが合計1,173,773台販売され、前年比12%増加しました。このうち国内向けは76万8,368台(同11.9%増)、輸出は40万5,405台(同12.1%増)となりました。

<ローラー>
 2023年1月から12月までに、各種ローラーの合計は14,148台販売され、前年同期比6.3%減少しました。このうち国内向けは6,424台(同23.6%減)、輸出は7,724台(同15.5%増)となりました。

<舗装機>
 2023年1月から12月までに、舗装機の販売台数は1,225台(前年比18.0%減)、うち国内向けは1,016台(前年比25.3%減)、輸出は209台で、前年比56%増加しました。

<昇降作業台>
 2023年1月から12月までの各種昇降作業台の販売台数は206,531台(前年同期比5.3%増)、うち国内販売台数は129,889台(前年同期比4.2%増)、輸出台数は7万6642台で、前年比7.2%増となりました。

<高所作業車>
 2023年1月から12月までに、各種高所作業車は前年比23.4%増の4,139台が販売され、うち国産車は4,068台(前年比22.9%増)、高所作業車は71台輸出され、前年比65.1%増加しました。

■下流を見る
・インフラと不動産:インフラ投資は高成長を維持、不動産業界は底入れが続く
 2023年1月から12月までのインフラ投資完了額は前年同期比8.24%増加し、11月に比べて伸び率が高まりました。不動産開発投資は同9.60%減と減少幅が拡大、新築住宅着工面積は同20.40%減となり、建設機械の下流として需要が拡大しました。不動産業界は依然として脆弱であり、不動産業界の繁栄は依然として改善される必要があります。将来的には、不動産政策の促進により、若干の改善が期待されます。

■工事の始まりを見る
・稼働時間は底打ち
 コマツの稼働時間:2023年12月の中国におけるコマツ油圧ショベルの稼働時間は90.7時間で、前年比3.3%減少しました。年間稼働時間で見ると、2023年は2022年に比べて前年比10%近く減少します。

■事業運営を見てみよう
・海外事業は「空の半分」を支える
 最近、建設機械業界の有力企業が相次ぎ2023年の業績予想を発表し、純利益の伸び率が過去最高を記録した企業もありますが、その主な要因としては、建設機械の安定発展が挙げられます。国際事業の推進、積極的な商品構成の調整、高い粗利益の拡大、商品比率等。

 ニュースソース

モバイルバージョンを終了