コマツは4月1日、石川県小松市の「コマツウェイ総合研修センタ」において、2024 年度の新入社員研修を開始した。研修は 5 年ぶりに受講者全員が研修センタに集合し、対面形式で開催され、小川啓之社⻑がコマツグループの定期採用新入社員 351 名を対象に講話を行った。講話の中での新入社員に向けたメッセージ(要約)は下記の通り。
■次のステージ、次の世代、次の 100 年に向けて安全・健康第一に、グローバルに活躍しよう!
企業を取り巻く環境は、さまざまな経済安全保障リスクや自然災害等の有事、サステナビリティ・リスク(気候変動、脱石炭)、サイバーセキュリティー・リスクなど、これまで以上に不確実で不透明な環境下にあり、外部環境の変化と事業リスクへの対応力強化が求められる。このような環境下、今年度は中期経営計画 (2022-2024 年度)の最終年度を迎えた。引き続きカーボンニュートラル、DX、ダイバーシティなどの潮流を ビジネスチャンスと捉え、新たなコンセプト、ビジネスモデル、商品群などによって世界中のお客さまと共に価値創造を更に進め、収益向上と ESG 課題解決の好循環により持続的成⻑を目指していく。
コマツグループは、多様な人材が、互いに個性や価値観を認め、活かし合い、誰もが安心して働くことができる職場環境を実現するために、ダイバーシティ&インクルージョンを推進している。
また、コマツグループはグロ ーバルに事業を展開しているため、グループ内で共に働く仲間達は、多様な文化や考え方をもっている。その中で人脈を作り、専門技術力やコミュニケーション能力、独創力を培いながら、グローバルに通用する能力を磨いてもらいたい。そしていろいろな機会に積極的にチャレンジすることで、さまざまな知識を身につけ、行動の範囲を広げていって欲しい。
また、コマツの強みは、「ものづくりと技術の革新」と「品質と信頼性の追求」を基本とした ①他社に先駆けたイノベーションへの取り組み ②コマツウェイによる価値観の共有 ③継続的な事業改革/構造改革 であり、社員の皆さんにはこれらの強みを体現する為に、いろいろな場に積極的に飛び込み、現場・現物・現実に基づいて問題点をしっかりと見つめ、自律的・継続的に改善・改革する現場力を身につけて欲しい。そして、言葉にしたことは必ず実行するという強い意志を持ちながら、自分自身の夢の実現に向けて強みを磨いてもらいたい。
コマツは、2021 年に 100 周年を迎えたが、諸先輩方がこれまで築き上げてきた⻑きにわたる経験知を活かし、私たちが目指す未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、よりよいサステナブルな未来を次の世代につなぎ、次の 100 年も持続的な成⻑に向けて新たな価値を創り続けるために、共に挑戦していこう。