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タカミヤ 、Takamiya Lab. East建設用地を取得

 仮設機材の開発、製造、販売及びレンタルを事業とする、㈱タカミヤ(大阪市北区)は3月25日、群馬県藤岡市篠塚の「藤岡インターチェンジ西産業団地内」B区画(約56,000㎡)の土地を取得したと発表した。関西地域で展開中のTakamiya Lab. Westに続き、当該土地において「Takamiya Lab. East」を開設する。

 同社プラットフォームのフラッグシップであるTakamiya Lab. Westでは、顧客にプラットフォームの魅力を最大限体感してもらう施設として運営している。当該施設では、仮設機材の最速入出庫や定点カメラによる顧客資産の品質管理の見える化をはじめ、画像解析・データ分析による安全・効率性の探求を実施している。

 Takamiya Lab. Eastは、同社として初となる「Base機能」、「物流倉庫機能」、「製造機能」、「安全教習機能」と複数の機能を有した複合型施設として開設する。同社が提供するプラットフォームの顧客サービス拡充、業界への浸透、並びにプラットフォーム事業の基盤強化を図ることを目指す。

■取得の背景・目的
 同社が推進するプラットフォーム事業のOPE-MANEの利用者が増加し、既存のBaseでは充分な供給体制を保つことが困難になっていた。特に関東地域における需要は高く、今後増加を見込んでいる利用者の利便性、サービス品質向上に向け、拠点を新設することにした。

 また、関東地域での効率的な製品流通ネットワークを構築し、納期短縮や運搬コストの低減など、総合的なサービス向上施策として、物流倉庫を併設した工場として開設することにした。

(1) OPE-MANEの利便性向上
 本件土地に新たに構築する施設では、周辺Baseから仮設機材の検収・整備を集約し、関東地域の各Baseへの機材供給拠点・ハブ機能の役割を果たす。一方、周辺のBaseにおいては、顧客への機材供給を中心に行い、OPE-MANE利用者の増大、サービス利便性の向上に向けた体制を整えていく。

 また、整備作業においては、積極的にAI、IoT、自動化の研究を行い、省エネ・省力化・少人化の実現に努めていく。

(2) 物流倉庫を併設する工場
 同社主力製品となるIqシステムを中心に、最終工程を担う工場として開設、同社としては初めてとなる物流倉庫を併設した工場となる。メイン工場である群馬工場(桐生市)との連携により関東地域での効率的な製品流通ネットワークを構築し、納期短縮や運搬コストの低減など、総合的なサービス向上施策により、生産性・収益性の向上を進めていく。

(3) 「製造」「管理」「物流」三位一体の効果
 同一敷地内に「製造」、「管理」、「物流」の各機能を統合することで、同社OPE-MANEを利用す
る顧客が所有する仮設機材のデリバリーから、整備点検修理に至るまで高い品質を維持する体制を整え、関東地域で展開する各Baseへの迅速な供給を実現し、OPE-MANE利用者への利便性を最大限高める。

 また、関東地域から、北信越地域への仮設機材物流の中継拠点としての役割を担う。

(4) 複合型安全体感教習施設
 足場、建設業界に限らず、製造業などあらゆる業種に対して「安全衛生体感教育」を実施する。建設業界、足場業界中心の安全講習は、高所からの墜落・転落、飛来・落下物などの体感教育と施工実習が中心となるが、「複合型安全体感教習施設」として、回転体巻込まれ危険体感、節操危険体感など、製造機能を有した複合施設ならではのユニークな安全体感教育を提供することを計画しており、業界の垣根を超えた安全を発信する施設を目指していく。

<取得の概要>
名称:藤岡インターチェンジ西産業団地
所在地:群馬県藤岡市篠塚
敷地面積:55,766.87㎡(約16,900坪)
用途地域:工業専用地域
取得価格:12億8,200万円
開設予定:2025年4月

 ニュースリリース

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