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ソディック 、インド国内インスタント麺市場シェア第 2位の ITC から製麺用の真空押出機を受注

・食品機械事業におけるインド初の実績

 ㈱ソディックは3月7日、インドのコングロマリット「ITC Limited ホールディングス」 (西ベンガル州コルカタ市 、以下 ITC)から、インスタント麺用の真空押出機を受注したと発表した。これはソディック食品機械事業おけるインドでの初の実績となる。

 今回、納入する真空押出機は、ITC の既存インスタント麺商品の品質改善用設備であり、この設備により新たな製法を検討・確立した後、生産ラインに量産機が本格的に導入される予定。ソディックの真空押出機は、高圧力で生地成形を行うことにより高密度な麺帯が作れる製麺装置で、生パスタ、雑穀麺、十割蕎麦、米麺、低グルテン、ノングルテンなど幅広い需要に対応している。受注にあたっては、昨年、ITC の担当者がソディックに来社、製麺機械の見学や試作を実施。加えてソディックの国内および海外での納入・稼働実績、企業規模やサポート体制など食品機械メーカーとしての総合力を高く評価、将来的な新しいビジネスパートナーとして信頼を獲得したことで今回の契約に至った。今回の契約をきっかけとして、インスタント麺用だけではなく、ソディックが持っているノウハウと技術を生かして、ITC と新しい技術の開発に一緒に進める。

 受注先である ITC は、1910 年に国営のタバコメーカーであるインペリアル・タバコ・カンパニーとして発足後、のちに民営化された。事業形態は幅広く、日用消耗品、ホテル経営、包装&紙製品、農業ビジネスの 4 つの部門で構成されている。日用消耗品に属する食品事業では、チョコレートやビスケットといった菓子類、麺&パスタ、コーヒーで自社ブランドを展開している。

 インドのインスタント麺市場では、ITC はネスレに次ぐ第 2 位の市場シェアを占めている。2023 年 3 月決算における売上高は 6948.1 億ルピー(1.2 兆円)、食品事業の売上高は全体の約 20%~25%(約 3,000 億円)となっている。

 ソディックでは ITC の納入実績を足がかりに、今後インドの食品機械市場を積極的に開拓していく計画。

 詳細は、ニュースリリース

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