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タクマ、札幌市からごみ処理施設(破砕処理施設)のDBO事業を受注

 ㈱タクマは2月27日、北海道札幌市が発注する破砕処理施設のDBO事業を受注したと発表した。

■背景
 国内の破砕処理によるごみ処理施設は約500施設が稼働している。稼働開始後20年以上が経過した施設が約8割を占め老朽化が進行しており、更新・長寿命化の需要が高まっている。また、処理の過程で生じやすい火災事故や爆発事故への防止策及び資源物の高品質な回収などが求められており、安全かつ高品質な資源化を行い、循環型社会の創生に貢献する施設の必要性が高まっている。

■事業の概要とタクマの取り組み
 同事業では、稼働開始後40年以上が経過した篠路破砕工場の更新施設として、白石清掃工場の隣接地に破砕工場を整備し、稼働後20年間の運営を行う。タクマグループは、これまでの建設・運営実績で培ったノウハウや最新技術・サービスを活用し、複数検知技術を用いた火災対策、多種多様なごみに対して利用しやすい施設配置、長期施設稼働を見据えた高耐久設計、及び高性能な資源物回収システムを導入した施設の建設・運営を通じて、札幌市の持続可能な資源循環に貢献する。

■今後の取り組みについて
 タクマグループは、今後も国内外の都市ごみ焼却施設をはじめとする各施設の多数の建設・運営実績を活かして、地域の安心・安全な生活と環境保全を実現する施設の建設・運営を通じて、ESG課題(※2)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成を目指していく。

(※1)DBO事業
公共団体等が資金を調達し、民間事業者に施設の設計・建設・運営を委託する方式
(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)。

(※2)タクマのESGへの取り組みについて
https://www.takuma.co.jp/esg/

<事業の概要>
発注者:北海道札幌市
受注者:
【代表企業】株式会社タクマ
【構成員】
株式会社タクマテクノス
株式会社タクマテクノス北海道
岩田地崎建設株式会社
伊藤組土建株式会社

事業名:白石破砕工場更新事業
建設場所:札幌市白石区東米里2170 番地
事業内容:施設の設計・建設、運営業務
施設概要:破砕処理施設
施設規模:140t/5h
【可燃性大型ごみ】剪断式破砕系列・低速二軸回転式破砕系列:86t/5h
【燃やせないごみ、不燃性大型ごみ】低速二軸回転式・高速回転式破砕系列:54t/5h
事業方式:DBO方式(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)
契約金額:219億1,500万円(消費税抜き)
設計・建設期間:2024年2月~2028年3月(4年2か月)
運営期間:2028年4月~2048年3月(20年間)

 ニュースリリース

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