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三菱重工、ウズベキスタン向けに最新鋭JAC形GTCC発電プラントを受注

・ナヴォイ発電所の第3号施設建設プロジェクトで

・隣接する第1号・第2号GTCC施設に次ぐ連続での契約獲得
・ウズベキスタンにおける大型ガスタービンの当社シェアは約9割に

・出力60万kW級で2026年の運転開始、周辺地域に電力および工業用蒸気等を供給へ

 三菱重工業は2月13日、ウズベキスタン共和国の国営発電公社(Joint Stock Company “Thermal Power Plants”)がナヴォイ発電所に建設を計画する第3号施設(Navoi 3)向けに、最新鋭のM701JAC(J-series Air-Cooled)形ガスタービンをはじめ蒸気タービンなどを含む高効率発電設備の主要機器1系列分を受注したと発表した。発電出力60万kW級、熱供給量2億kcal/hのコージェネレーション(熱電併給)ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を構成するもので、運転開始は2026年を予定。ナヴォイ発電所向けにGTCC設備を受注するのは、3件目となる。

 ナヴォイ発電所は、首都タシケントの南西約360kmに位置しています。三菱重工は、今回の建設エリアに隣接するナヴォイ発電所第1号施設(Navoi 1)および第2号施設(Navoi 2)にもGTCC発電設備を納入済みで、2013年と2019年に運転を開始している。Navoi 3も、ガス焚きGTCC発電により電力を周辺地域に供給するとともに、ナヴォイ工業団地にプロセス用蒸気等を供給していく。

 三菱重工は、今回の建設プロジェクトで、ガスタービンと蒸気タービンに加え、発電設備の主要部分および空冷復水器やガスコンプレッサーなど大型補機についても、設計・調達・製作と試運転を手掛ける。発電機は三菱電機製を採用する。

 ウズベキスタンにおいて三菱重工は、最新鋭JAC形やF形などの大型ガスタービンを多数受注し、今回のプロジェクトが合計13台目、JAC形としては5台目の受注で、同国の大型ガスタービンシェアのうち約9割を三菱重工が占めることになる。また、タシケントに建設される都市分散型の天然ガス焚きコージェネレーション設備向けに中小型ガスタービンH-25形の受注を重ねるなど、同国の多様な電力・暖房需要を支える企業として受注・納入実績を積み重ねるとともに、適切なメンテナンスを通して高い信頼性を維持することで、同国の安定的な電力供給に貢献してきた。

 三菱重工は今後も、ウズベキスタンのエナジートランジション実現に向けて安定的かつ効率的な電力事業運営をサポートしていく一方、グループを挙げて高効率で環境に優しいGTCC発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献していく。

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