一方、長期化するウクライナ情勢、中東地域を巡る地政学的リスクの高まり、物価上昇による需要の減少や人件費をはじめとしたコスト増加および中国経済の悪化や欧米における金利引き締めに伴う世界的な景気減速懸念等、依然として景気の下振れリスクが拭えない状況が継続している。
同社グループを取り巻く環境は、前期から顕在化した部品調達リスクがほぼ解消したものの、原材料価格やエネルギーコストの高止まりの影響が継続していることから、引き続き厳しい経営環境となっている。
この様な状況の中、サービス事業においては、ワンストップサービスを展開し、予防整備提案や車検業務 取込等の積極的な事業活動により、対前年比で増加したが、特装車の売上は、トラックメーカのモデルチェンジに伴う供給遅延や受注活動の遅れ等により対前年比で減少し、売上全体では減収となった。
■2024年3月期連結業績見通し
2024年3月期通期の業績予想については、2023年4月25日に公表した業績予想(下記)を据え置いている。
2024年3月期連結業績予想は、売上高610億円(前期比0.5%増、営業利益75億円(同2.0%増)、経常利益80億50百万円(同0.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益60億円(同0.7%増)。