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アイチコーポレーション、23年4~12月期売上は3%増の387億円、通期予想は595億円(0.3%増)変えず

 ㈱アイチコーポレーションが1月31日に発表した2024年3月期第3四半期連結累計期間(2023年4〜12月)の売上高は前年同期を11億52百万円(3%)下回る387億 28百万円となった。セグメント別には、特装車売上高は前年同期を15億20百万円(5%)下回る290億86百万円、 部品・修理売上高は前年同期を4億6百万円(5%)上回る91億69百万円となった。利益については、営業利益は前年同期を5億26百万円(15%)上回る41億8百万円、経常利益は前年同期を4億70百万円(11%)上回る46億65百 万円となった。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を4億23百万円(14%)上回る34億6百万 円となり、売上・利益とも概ね期初に想定していた範囲で推移した。

 第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の緩和によるインバウンド需要の拡大や価格転嫁の進展および円安による企業収益の改善等により、経済・社会活動の正常化が加速し緩やかな回復基調となった。
一方、長期化するウクライナ情勢、中東地域を巡る地政学的リスクの高まり、物価上昇による需要の減少や人件費をはじめとしたコスト増加および中国経済の悪化や欧米における金利引き締めに伴う世界的な景気減速懸念等、依然として景気の下振れリスクが拭えない状況が継続している。

 同社グループを取り巻く環境は、前期から顕在化した部品調達リスクがほぼ解消したものの、原材料価格やエネルギーコストの高止まりの影響が継続していることから、引き続き厳しい経営環境となっている。
この様な状況の中、サービス事業においては、ワンストップサービスを展開し、予防整備提案や車検業務 取込等の積極的な事業活動により、対前年比で増加したが、特装車の売上は、トラックメーカのモデルチェンジに伴う供給遅延や受注活動の遅れ等により対前年比で減少し、売上全体では減収となった。

 アイチコーポ2023年3月期第3四半期データ

■2024年3月期連結業績見通し
 2024年3月期通期の業績予想については、2023年4月25日に公表した業績予想(下記)を据え置いている。

 2024年3月期連結業績予想は、売上高610億円(前期比0.5%増、営業利益75億円(同2.0%増)、経常利益80億50百万円(同0.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益60億円(同0.7%増)。

 アイチコーポレーションの2024年3月期第3四半期決算短信

 第3四半期決算参考資料

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