日立建機は1月15日、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準に適合したZW-7シリーズとして、中型ホイールローダZW180-7(標準バケット容量3.0㎥、運転質量14,820kg)、ZW220-7(標準バケット容量3.4㎥、運転質量17,730kg)の2機種を、日本国内向けに同日より受注を開始すると発表した。販売目標台数は、2機種合計で年間450台。
なお、中型ホイールローダとしては約8年ぶりのモデルチェンジで、油圧ショベルのZAXIS-7シリーズと並び世界で最先端の技術を盛り込んだ製品となる。いずれの機種も、除雪、産業廃棄物処理、畜産、林業、採石など、多岐にわたる業種での需要が見込まれる。
ZW180-7とZW220-7は、積み込み作業時の走行速度を自動で制限する「アプローチスピードコントロール」を新たに搭載し、操作性の向上と低燃費を実現した。また、運転室(キャブ)内のモニターで機体周辺の俯瞰映像を確認できる周囲環境視認装置「AERIAL ANGLE(エアリアル アングル)」と、バケット内の積載重量を計測できる荷重判定装置「ペイロードチェッカー」をそれぞれ標準搭載することで、安全性と生産性の向上にも寄与する。また、遠隔から機械の状態診断とソフトウエア更新を行うサービスソリューション「ConSite Air(コンサイト エアー)」を適用し、ダウンタイムの抑制に貢献する。さらに、電気式フロント操作レバーの採用などでオペレータの操作性の向上、フィルタの交換頻度を減らすことでメンテナンス費を削減する。
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