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三井E&S、クレーン点検管理システム「CREWS」開発

・点検業務効率化・デジタル化を実現、博多港での試用開始

 ㈱三井E&Sは12月21日、人口縮小社会の課題解決の一助となるクレーン点検管理システム「CREWS(CRane Engineer Workflow Service:クルーズ、商標登録6741263)」を開発し、博多港アイランドシティコンテナターミナルにおけるクレーン法令点検業務での試用を開始したと発表した。

 「CREWS」は、タブレット、スマートフォン等の端末を用いて現場で直接点検結果を入力し、現場写真とともにクラウド上に保存することにより「クレーン点検業務のデジタル化」と「報告書作成業務の効率化」を可能とする。また、点検結果の照査、点検履歴や状態画像、不具合項目の確認を全てクラウド上で行い、点検データを収集・共有・一元管理するこ とで、顧客の点検作業効率化や、保守作業・部品交換等の運用最適化にも活用可能なシステムとなる。

 システムは、グループ企業である三井造船特機エンジニアリング(岡山県玉野市)、三井E&Sシステム技研(千葉県千葉市美浜区)と共同で開発したシステム。すでに舶用エンジンの製造拠点である玉野事業場の「天井クレーン法定点検」に活用しており、港湾クレーン等荷役機器向けの利用拡大を目的に機能拡張を行い、博多港ふ頭(福岡市)で稼働中の三井E&S製ラバータイヤ式門型クレーン(トランステーナ)法令点検業務において試用を開始している。

 今後は、オペレーションに関する多様なデータを収集・分析可能な当社製クレーン遠隔モニタリングシステム「CARMS (Crane Advanced Remote Monitoring System:カームス)」と「CREWS」の機能連携を行い、「点検作業の更なる効率化」および「状態監視・予兆検知・故障予測等によるメンテナンス(CBM:Condition Based Maintenance」の提供を目指す。

 三井E&Sは、引き続き、人口縮小社会の課題解決、脱炭素社会の実現に向け、顧客の需要に応じ、様々な製品、サービスの提供を目指していく。

 詳細は、ニュースリリース

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