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古河ロックドリル、国内向けに油圧クローラドリル「HCR1000-DⅥ ADVANCE」を販売開始

・せん孔作業をサポートするセミオート機能を新開発

 古河機械金属は12月19日、グループの中核事業会社で、ロックドリル部門を担う古河ロックドリル(東京都千代田区)が、国内向けに油圧クローラドリル「HCR1000-DⅥ(シックス) ADVANCE」の販売を本格的に開始したと発表した。新たに開発したセミオート機能「ドリリング・オペレーションサポートシステム」を搭載し、せん孔作業の簡易化を実現した。

 近年、重機の国内市場では、オペレータ不足が問題となっている。特に油圧クローラドリルのレバー操作は他の重機と比べ専門的で、熟練オペレータの引退による更なる人材不足が懸念されている。そのため、市場からは誰でも簡単にせん孔できる機能が求められており、古河ロックドリルは国内シェア65%(同社調べ)を誇る油圧クローラドリルの自動化を目標に掲げ、開発に取り組んできた。

 このほど、自動化実現へのステップとして、経験の浅いオペレータのせん孔サポートや新人オペレータが基本的なせん孔作業を短期間で習得できることを目的とした「HCR1000-DⅥ ADVANCE」を開発し、販売を開始した。同機は、新機能となる「ドリリング・オペレーションサポートシステム」を搭載しており、せん孔サポートとシンプルな操作が可能で、オペレータのレバー操作回数を約70%削減するほか、せん孔中のジャミング*回避や孔曲がり抑制を自動で行う。

 今後、上位サイズ機種「HCR1200-DⅥ」、「HCR1200-EDⅥ」にもセミオート機能「ドリリング・オペレーションサポートシステム」を搭載したADVANCEシリーズをラインナップする予定。

 古河ロックドリルは、今後も顧客の要望に応えるべく、油圧クローラドリルの自動化に向け、更なる取り組みに努めていく。

 *1:岩石が安定しない破砕帯等により、せん孔中にビット(ドリル先端部)が地中でとられ、せん孔が進まなくなる現象。

 詳細は、ニュースリリース

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