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シチズンマシナリー、多軸自動旋盤事業をシマダマシンツールに譲渡

 シチズンマシナリー(長野県北佐久郡御代田町)は12月15日、多軸自動旋盤事業を行う㈱シマダマシンツール(愛知県豊川市)と事業譲渡契約を締結し、2024年4月1日付けでシチズンマシナリーの多軸自動旋盤事業を譲渡すると発表した。

 多軸自動旋盤とは、1つの機械の中に複数の主軸(スピンドル)があり、主軸の数に合わせ工程を分割することでワーク(加工物)を加工する工程分散型の工作機械。一般的な自動旋盤と比較し、1つのワークを量産することを得意としている。シチズンマシナリーも6つの主軸を有する多軸自動旋盤 Miyano「MM16」などの製品を製造・販売しており、自動車業界の顧客を中心に評価されている。

 今回、シチズンマシナリーの多軸自動旋盤の製造、オーバーホール、アフターサービス業務を委託している国内唯一の多軸自動旋盤専業メーカー、且つトップシェアメーカーであるシマダマシンツールへ多軸自動旋盤事業の譲渡を実施することで、顧客にはこれからも安心して多軸自動旋盤製品を使いながら、シチズンマシナリーはリソースを自動旋盤事業に集中させ、中長期的な目標である売上高1,000億円を目指していく。

■㈱シマダマシンツールについて
名称:株式会社シマダマシンツール(旧 株式会社嶋田鉄工所)
所在地:愛知県豊川市御津町佐脇浜3-1-18
代表者の役職・氏名:代表取締役 島田 雅宏
設立年月日:1962年8月28日
事業内容:CNC多軸自動盤(6主軸旋盤、8主軸旋盤)の開発・製造・販売、CNC旋盤(2主軸1NC旋盤、3主軸/4主軸2NC旋盤)の開発・製造・販売、自社製品の修理、オーバーホール、改造事業
従業員数:90名(2023年10月末現在)

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