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タダノ、フル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-250N」を発売

・汎用性の高い吊上げ性能25tクラスを日本市場向けに投入

 ㈱タダノは12月6日、世界初のフル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-250N」を12月8日より発売すると発表した。販売価格は、14,800万円(※1)(税別)。

 EVOLT eGR-250N は、クレーン作業と走行の全ての操作をバッテリだけで稼働する吊上げ性能25tクラスのラフテレーンクレーンで、フル電動での実用化は世界初となる。また、吊上げ性能25tのラフテレーンクレーンは、日本国内で最も需要が高く、汎用性も高いクラスになるため、日本市場へ投入する運びとなった。

 同製品は、従来のディーゼルエンジンを搭載したモデルと同等の走行性能とクレーン性能を有し、満充電状態で平均的な1日のクレーン作業が可能になる。また、充電時間は、急速充電で約2.5時間、普通充電で約8時間。なお、急速充電方式は日本で普及が進んでいるCHAdeMO方式を採用し、普通充電は、AC200V三相商用電源になる。

 このフル電動化により、これまでの走行とクレーン作業で発生していたCO2排出量(※2)をゼロにするだけでなく、快適な走行、メンテナンス性の向上、そして大きく改善した静粛性など、これまでになかったラフテレーンクレーンの新しい付加価値を EVOLT eGR-250N で提供していく。

 タダノでは、社会の一員として地球環境の改善、脱炭素社会の実現に貢献するための取り組みを”Tadano Green Solutions”と名付け、2050年のカーボンネットゼロの実現、2030年に製品におけるCO2排出量を35%削減することを目指している。

 今回の EVOLT eGR250N は、Tadano Green Solutions の一環として、当社の長期環境目標の実現に近づける、第1弾製品となる。タダノでは引き続き、海外向けのラフテレーンクレーン、高所作業車、そしてクローラクレーン等、他のカテゴリ製品の電動化への開発にも着手し、今後も本気で環境対応をリードしていくとしている。

※1 : 装備により価格は変動する。

※2 : 従来型ディーゼルエンジン搭載のGR-250Nと比較した場合、GR-250Nの1台当たりの年間平均CO2排出量は約27t。(走行約12t、クレーン作業約15t)

 詳細は、ニュースリリース

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