川重冷熱工業は12月5日、高圧・大容量の大型貫流ボイラ「Ifrit(イフリート)」シリーズに、水素混焼仕様を加え、12月より発売すると発表した。
脱炭素を志向するユーザーの導入機運の高まりを受けて、同製品では燃料別の燃焼モード切替を実現することと同時に水素専焼仕様もラインナップし、水素の導入初期段階から普及後までを見据えた、水素供給体制の進捗に合わせたカーボンニュートラルへの備えを提供する。また、利用にあたりボイラー技士免許は不要で、ボイラー取扱い技能講習修了者による取扱いが可能。
川崎重工グループは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、水素エネルギーの普及・拡大に取り組んでいる。川重冷熱工業は今後も、水素関連製品の技術革新とラインナップ拡充に積極的に取り組み、多様な市場ニーズに的確に応えながら、環境負荷の低減、低炭素・脱炭素社会の実現へ貢献していく。
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