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鹿島と古河ロックドリル、世界初、2ブームロックボルト施工機の自動化を実現

・ボタン1つでロックボルト工の一連作業が可能となり、省力化と安全性の確保を達成

 鹿島は11月21日、古河ロックドリル(東京都千代田区)と共同で、山岳トンネル工事におけるロックボルト工のうち、穿孔(せんこう)位置への誘導から穿孔、モルタル注入、ボルト挿入までの一連作業を自動化する「2ブームロックボルト施工機を開発したと発表した。これにより、同機を施工位置に配置するだけで、所要の数量、間隔でのロックボルト工の一連作業を自動で行えるようになった。これらの作業の自動化は世界初。

 このほど同機を、次世代の山岳トンネル自動化施工システム「A4CSEL for Tunnel」の実証実験を行っている神岡試験坑道(岐阜県飛騨市)に導入した。その結果、施工速度および精度を確保したうえで、作業員の苦渋作業の軽減と、安全性の飛躍的向上を実現した。

 鹿島は今後、本機を他の山岳トンネル工事に導入することで、ロックボルト工の安全性および生産性のさらなる向上を目指す。また引き続き、山岳トンネル工事における掘削作業の6つの施工ステップで使用する重機の運転の自動化・遠隔化の実現に向け、「A4CSEL for Tunnel」の技術開発を進めていく。

 詳細は、ニュースリリース

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