住友精化は11 月6日、連結子会社であるスミトモ セイカ シンガポール プライベート リミテッド(Sumitomo Seika Singapore Private Limited )において、吸水性樹脂製造設備を増強することを決定したと発表した。
■背景および投資目的
東南アジアや南アジアにおいては、人口の増加と所得水準の向上を背景として紙おむつ市場が成長しており、これにともなって吸水性樹脂市場も一層の拡大が見込まれている。需要の増加に対応し、さらなる拡販を目指すため、住友精化はシンガポール子会社の製造設備を増強することを決定した。
この増強が完了すると、住友精化グループの吸水性樹脂年間生産能力は 52万トンとなる予定。
(参考:増強後の住友精化の吸水性樹脂製造能力 )
日本:200,000 トン/年
シンガポール:140,000 トン/年
韓国:133,000 トン/年
フランス(アルケマ社製造委託) :47,000 トン/年
合計:520,000 トン/年
<工場増強の概要>
子会社名:スミトモセイカシンガポールプライベートリミテッド (Sumitomo Seika Singapore Private Limited)
所在地:シンガポール共和国ジュロン島
投資金額:約160百万米ドル(約240億円、150円換算)
増強能力設備:70,000 トン/年(既存能力とあわせて140,000 トン/年)
完成:2025年10月(予定)