・安全性と効率を向上させるエレメントエナジー社の次世代エナジーストレージ技術を、三菱重工製品・技術と融合
・三菱重工グループの技術とサプライチェーンを強化し、電力需要家にとって経済的合理性のある電源システムを供給
三菱重工業は11月15日、米国統括拠点である米国三菱重工業(MHIA:Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.)を通じ、次世代のエナジーストレージ技術を有する米国のスタートアップ企業・エレメントエナジー社(Element Energy, Inc.、本社:カリフォルニア州)に出資したと発表した。併せて、三菱重工の製品・技術とエレメントエナジー社の製品・技術を融合し、ビハインド・ザ・メーター(注)向けに経済的合理性のある電源システムの提供を目指すMOU(Memorandum of Understanding:覚書)を締結した。
2040年にカーボンニュートラルの実現を目指す三菱重工グループは、革新的技術を有するさまざまなパートナーへの資本参加や協業を行いながら、脱炭素社会実現に貢献する事業構築に取り組んでいる。今回の出資を通じ、三菱重工グループが有する技術とサプライチェーンを強化し、世界中の電力需要家に経済的合理性のある電源システムソリューションを提供することで、エネルギー価格の上昇と変動といった顧客の課題解決に貢献していく。
(注)電力メーターから需要家側である電力を消費する設備領域のことで、主に太陽光パネル、蓄電池、自家用発電機などの設備が含まれる。
■エレメントエナジー社について
カリフォルニア州メンローパークに本社を置くエレメントエナジー社は、次世代のエナジーストレージ技術を有する企業。同社は、独自のハードウェアおよびソフトウェアアルゴリズムを使用して、大規模な蓄電池システムの安全性および経済性を向上させている。同社は、独自技術を新品および中古蓄電池に適用することでEVアプリケーションに対して幅広くソリューションを提供することを目指している。同社の株主には、世界的に有名な再生可能エネルギー技術サプライヤー、アセットオーナー、開発者、投資家が含まれている。エレメントエナジー社の詳細については、ElementEnergy.com