・自立走行式で夜中でも無人で芝草管理ができる3連ロータリーモア
ゴルフ場の芝草管理においては、傾斜面での作業や、地形に合わせた刈込作業といった熟練の技術が必要とされる一方で、担い手不足、高齢化などから、作業者の確保が年々難しくなっている状況にある。自動芝刈り機の導入は、この状況を解決し、省人化・無人化の切り札となることが期待されている。
そこでIHIアグリテックは、フェアウェイ芝刈り機の自動化で実績がある、マミヤの「I-GINS(アイジンス)」を搭載し、ラフ向けに無人での芝草管理を実現した。車体には障害物検知センサーとバンパーセンサーを搭載することで、進行方向に障害物を検出した場合、機体を自動で減速・停止させ、登録のスマートフォンに通知が可能。なお、ロータリーデッキの昇降・回転・旋回の加減速を自由に調整できる機能を加えることで、芝草を傷つけない良質な芝刈を可能とした。さらに、刈り取り中に機体が停止した場合は、刈り残しがないよう少し後退してから作業を継続できることから、芝草管理においての省人化と、均一な芝刈りを両立させ、一定の景観を保てる。
同製品は,ゴルフ場のみならず,面積が広い平地向けにも拡販予定。IHIアグリテックは今後も機械メーカーとして農作業の省力・軽労化および、安全性向上に貢献していく。
※1 機械の底面に横長の平らな刃がついており、中心の軸を地面と水平に回転させて草を刈る機械。広くて平地、石や礫が少なく草丈がそれほど高くない場所に使われる。
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