・HC事業は1.3%増の679億円、23年度予想は1,388億円で横ばい
カヤバ工業(KYB)が11月7日に発表した2024年3月期(2023年度)第2四半期(4〜9月)連結業績によると、売上高は、2,179億円と前年同期に比べ80億円(3%増)の増収となった。営業利益は111億円(前年同期は148億円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、82億円(前年同期は106億円)となった。
第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に引き下げられたことに伴う行動制限や海外からの入国制限の緩和によって経済活動が再開し、 個人消費の持ち直し等から景気回復の兆しがみられた。
一方で地政学リスクの高まりによる不安定な世界情勢やエネルギー資源の高騰、インフレ加速に対する各国金 融政策等、景気減速のリスクは依然として残されており、日本国内においても円安基調による物価高の長期化や人手不足による経済減速懸念、受注動向の下振れリスク、中国の不動産市場停滞による影響等、不確実性が高ま る中で先行きの見通しづらい経営環境が続いている。
■今後の見通し
2024年3月期(2023年度)の連結業績予想は、2023年5月11日公表値を据え置いた。
売上高4,500億円(前年度比4.4%増)、セグメント利益280億円(同 9.8%増)、営業利益298億円(同8.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益200億円(同26.5%減)。
業績予想における 為替レートについは、1USドル137.50円、1ユーロ149.69円を前提としている。
カヤバ工業(KYB)の2024年3月期第2四半期決算短信
決算概要