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マミー、栃木県高根沢町に革新スマートファクトリーを建設

 マミー(栃木県宇都宮市)は10月13日、医療機器事業のグローバルでの拡大と更なる生産性向上を目的として、創業の地である栃木県高根沢町に新たな工場(スマートファクトリー)を建設することを決定したと発表した。

 マミーグループは、「世界一の品質を世界のすみずみへ」という使命を掲げ、グループ の製品を世界中に提供し、世界の人々の幸福に貢献することを目指している。更なる成長に向けて、2022 年8月期より中期経営計画をスタートし、営業・生産・開 発の各機能のグローバル化を進めることでビジネスモデルの変革を行い、企業理念実現のための取り組みを着実に進めている。

 先の中期経営計画では「高品質・低コストを実現するグローバル生産体制の構築」を重要施策の1つとして掲げている。その一環として、スマートファクトリーを創業の地である 栃木県高根沢町に建設することで、高品質・低コスト化をより一層推進する。

 今回建設するスマートファクトリーは、新製品及び新生産プロセスの量産化技術の確立 とその後の海外展開を見据えた最初の「パイロット工場」として位置付けており、製品の原価低減を図りながらグローバルでの売上拡大を目指す (1)。

 日本国内に新たに製造拠点を設けることで、これまでの課題であったベトナム工場一極 集中リスクの低減が可能になる。また、高根沢町の豊かな自然環境を活かしつつ、環境 に配慮した生産活動を推進することにより、地域社会への貢献を目指す。工場建屋の屋 上には太陽光発電パネルを設置し、自然エネルギーの活用を地元企業と一丸となって進める(2)。さらに、従業員の働きやすさや安全性も重視し、革新的な職場環境を整える。

(1 )ニッケルチタンファイル「JIZAI」の量産から開始し、その後硝子体鑷子、眼科ナイフ、ダ イヤバー等のデンタル/サージカル関連製品の量産を想定。

(2 )電力購入契約(Power purchase agreement)を締結済み。清原本社でも同様の契約を 2023 年 9 月に締結済み。

<スマートファクトリーの概要>
名称:マニー花岡工場
場所:栃木県塩谷郡高根沢町大字花岡
敷地面積:約 287,000 m²
建屋面積:約 16,300 m²
実効構内 約 15,600 m²
生産・共用エリア 11,150 m²
構内機械室 590 m²
物流センター3,860 m²

投資額(注):合計 95 億円(以下 A と B の合計)
 (A)工場建設 84 億円
 (B)JIZAI 生産ライン(一部)11 億円
日程:JIZAI 生産ライン(一部)
2024 年 11 月先行据付け
着工:2023 年 10 月
竣工:2025 年 1 月(予定)

(注)将来的に生産ライン増強のための追加的な設備投資を検討している。詳細については決定次第、速やかに発表する。

連結業績への影響:スマートファクトリー建設に向けた設備投資を開始することに伴い、減価償却費等の設備 投資関連費用の増加を見込んでいるが、本格的な稼働は 2025 年 8 月期以降となるため、 2024 年 8 月期連結業績への影響は限定的。

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