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エア・ウォーター北海道、札幌・桑園にオープンイノベーション推進施設を建設

・北海道の地域課題の解決につながる新事業創出へ

 北海道での事業推進を統括するエア・ウォーター北海道は9月29日、札幌市中央区のJR桑園駅近くに、北海道の地域社会課題の解決につながる新事業の創出ならびに研究開発、情報発信を行う「エア・ウォーターの森」を建設することを決定したと発表した。2023年9月に着工し、2024年10月に開業を予定している。

 エア・ウォーターグループは、気候変動や循環型社会に対応する「地球環境」と、人生100年時代の健康寿命延伸に貢献する「ウェルネス」という2つの成長軸を設定し、「地域の社会課題の解決を通じた新事業を創出」することで、さらなる成長を目指している。創業の地である北海道は、人口減少や高齢化、それに伴う経済活動の縮小や公共サービスの低下といった社会課題が全国に先んじて顕在化する一方、広大な土地と豊かな自然環境に恵まれるとともに、食や観光をはじめ世界に広がるブランド力を有するなど、その課題を克服し、地域を取り巻く課題を解決に導く「フロントランナー」として、世界に貢献する可能性や潜在力をもつ地域。

 こうした中、エア・ウォーターグループは北海道各地域の課題を広く収集し、その解決に向けた取り組みを進める拠点として、オープンイノベーション推進施設「エア・ウォーターの森」を建設することにした。研究機関、大学、自治体、地元企業などと連携し、新たな発想と協働によって、北海道の地域課題解決に貢献するイノベーションや新しい価値を生み出していく。同施設では、北海道の地域特性を踏まえ、同社の多様な事業・人材・技術といった経営資源を掛け合わせることで、クリーンエネルギーや農業・食品分野を中心とした新事業の創出に取り組む。

 今後もエア・ウォーターは、北海道を新事業創出の最重要エリアとして捉え、課題解決型の事業モデルをいち早く構築することで、カーボンニュートラル化や人口減少といった市場環境の変化に対応し、地域の社会課題解決とともに同社グループの企業価値の向上を目指す。

<建物概要>
所在地:札幌市中央区北8条西13丁目28-21
面積:敷地面積5,190㎡ 延床面積8,444㎡
構造:木造建築 一部鉄骨造 4階建(主要構造体に木造を使った4階建ての建物)
総工費:約50億円(土地はグループ会社が保有)
スケジュール:着工 2023年9月、竣工2024年10月(予定)
設計・施工:株式会社竹中工務店

 ニュースリリース

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