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佐竹マルチミクス、バイオ医薬品製造拠点を埼玉県さいたま市に構築

 佐竹マルチミクス(埼玉県戸田市)は9月20日 、経済産業省公募の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」(2 次公募)に採択されたことに伴い、充分な物量を生産・供給できる国内初の製造拠点を埼玉県さいたま市に構築すると発表した。

 この事業は、今後脅威となりうる感染症パンデミックへの備えとして、有事の際に国内でワクチンを 円滑に生産できる能力を確保することを目的としたもの。

 同社は、ワクチン製造に不可欠な“シングルユースバイオリアクター”および“シングルユースミキサー” を製造する国内初の大規模拠点を構築し、海外製品に依存しない供給体制を樹立することで、同事業目 的に貢献する。

 現状、シングルユースバイオリアクター・ミキサーや消耗品のシングルユースバッグは、ほぼ海外製品が用いられている。国内にワクチン製造の設備が整っても、パンデミックなどの緊急時にこれら の製品の供給が途絶えてしまうと充分なワクチン製造が行えないというリスクを抱えている。国内で これらの製品の技術向上と製造能力が確保されてこそ、「国内でワクチンを円滑に生産できる能力を確保する」という事業目的が達成されるものと同社は考えている。

 国内初で唯一の、シングルユースバイオリアクター・ミキサー製造大規模拠点の完成後は、同社バイ オ事業部の機能を新拠点に集約させ、より強固な体制での製品製造を進め、産業に貢献していく。

 ニュースリリース

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