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鹿島、墨出しを全自動かつ高精度に行う「ロボプリン®」を開発 生産性を約2倍向上

 鹿島は9月26日、建築工事に不可欠な墨出し※1作業を、全自動かつ高精度に行うロボットプリンター「ロボプリン」を開発したと発表した。「ロボプリン」は、読み込んだ施工図面データを基に、工事に必要な基準墨や仕上げ墨などをコンクリート床にプリントする。特別な装置やアプリが不要なため導入が容易であり、スタート後は全自動で作業するため、誰でも手軽に高精度の墨出しができる。現場への導入を進めるにあたり、「ロボプリン」を機械技術センター(神奈川県小田原市)で実証した。その結果、墨出し作業の生産性を約2倍に向上できることが確認できた。これを受け、鹿島の複数の建築現場への導入を始めた。

 鹿島は今後、自社現場への導入を進めるだけでなく、建設業界全体の生産性向上と働き方改革のため、鹿島が幹事会社を務める建設RXコンソーシアムでの活動を通じて普及に貢献していく。

※1:床面などに工事に必要な基準線を書く作業

 詳細は、ニュースリリース

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