VDMA(ドイツ機械工業連盟):2023年9月12日
「しかし、このバッファーは溶けており、7月までの今年の受注量は前年より14%低く、生産に悪影響を及ぼすでしょう」とVDMAのチーフエコノミスト、Ralph Wiechers (ラルフ・ウィーチャーズ)博士は述べています。そのため同協会は、機械・プラントエンジニアリング分野の生産が2023年に前年比で実質2%縮小するという推計を堅持しています。
■「ドイツと海外では、ビジネスの強力な復活のための推進力が不足しています。」:Ralph Wiechers (ラルフ・ウィーチャーズ)博士
博士は次のように説明します。
「投資家に自信を与え、楽観主義の精神を生み出すには、これらすべてが不適切です。したがって、2024 年の実質生産量は前年比でさらに 2% 減少すると予想されます。」
■危機モードではない機械工学
VDMAのチーフエコノミストは、中規模産業の強みも指摘します。受注件数の減少にも関わらず、7月の設備稼働率は88.8%とほぼ変わらず、長期平均を大きく上回りました。中核的労働力の雇用も6月に再び若干増加し、1.5%増の102万人(従業員50人以上の企業)となりました。2023年上半期の輸出は前年比、名目で11.5%、実質で3%増加しました。 「これらすべては、機械工学およびプラント工学が危機的な状況にあるわけではなく、非常に堅牢であることを示しています。今私たちに利益をもたらすのは、ストレスの少ない環境と、多様な課題に対処し、世界中の顧客に再び勇気を与える政治的に賢明な決定でしょう。 「例えば、気候変動に中立な未来や変革技術への投資です」とVDMAのチーフエコノミストは要約します。
ニュースリリース
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。