守谷輸送機工業（横浜市金沢区）は9月 19 日、同日開催の取締役会において、生産能力の拡大、外注費の削減等を目的 として、宇都宮工場の増改築および生産設備の導入をすることを決議したと発表した。
同社の主力製品である荷物用エレベーターは、物流センターや倉庫、生産拠点、研究施設などの建築棟数の伸長に伴い、受注増が続いている。
この好調な需要に対応するため、現状 500 台の生産能力を 2027 年 3 月期までに 600 台に増強することとし、鳥浜工場新設と新工場建設の計画を進めてきた。このうち鳥浜工場については、横浜市金沢区の既取得土地での建築工事が完了し、本年 8 月21 日に「鳥浜製品管理センター」として稼働を開始した。
一方、新工場は、2024 年 9 月の稼働を目標に検討を進めてきたが、このほど、栃木県宇都宮市の宇都宮工場にて、新建屋の増築、既存建屋・設備の改修・撤去、生産設備の導入等を 行うことに決定した。
宇都宮工場の増改築によって 600 台の生産体制が整うことになるが、更なるコストダウ ンのために、引き続き生産工程の内製化を進めていく。
＜投資の概要＞
所在地：栃木県宇都宮市平出工業団地31-8
工期：2024年4月~2024年9月 3投資予定額：2億1,500万円
資金手当:：自己資金
目的：板金、製罐組立の能力増強