UBEグループの機械事業の中核会社・UBEマシナリー(山口県宇部市 )は9月14日、自動車の車体部品などをアルミニウム合金で一体成形するダイカスト技術「ギガキャスト」に対応した超大型ダイカストマシンを、リョービから受注したと発表した。
■「ダイカストマシン」とは
溶融した軽合金を金型内に充填することによって、自動車のエンジン部品や高強度足廻り部品、車体構造部品、薄物大型家電部品など、広範囲な金属製品を生産する方法がダイカスト法であり、金型を装着しダイカスト法を実現する機械がダイカストマシンです。 UBEマシナリーは、1962年に1号機を納入して以来、常にダイカスト技術の革新により、時代のニーズに合致したダイカストマシンの開発に取り組んでいる。
■「ギガキャスト」とは
溶融したアルミニウム合金で自動車の車体部品などを一体成形する技術で、部品点数を大幅に削減することができ、製造工程も大幅に削減できる鋳造技術。
<UBEマシナリーの概要>
名称:UBEマシナリー株式会社
所在地:山口県宇部市大字小串字沖ノ山1980番地
代表:代表取締役社長 宮内浩典
事業内容:ダイカストマシン、押出プレス、射出成形機、窯業機、化学機器、破砕機、粉砕機、運搬機、除塵装置、橋梁、水門、鋼構造物、その他産業用機械の製造・販売・サービスおよびメンテナンス
資本金:6,700百万円
創業:1914年1月
設立:1999年9月
出資比率:UBE(株)100%
従業員数:1,200人(2023年9月1日現在)