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DMG森精機、倉敷機械の株式取得に関する Q&Aを公開

・倉敷機械株式会社の株式取得に関する Q&A

 DMG森精機 :2023年9月8日

Q:倉敷機械株式会社(以下、倉敷機械)の株式 100%取得に伴う DMG 森精機への業績への影響は?

A:倉敷機械は、2023 年 3 月期の業況は堅調で営業黒字を確保していますが、一過性の減損による特別損失計上により当期純損失を計上したものと認識しております。具体的には、土地等の帳簿価額を回収可能価 額まで減額したことによるものです。2024 年 3 月期の業績についても、現段階では、堅調に推移しており、 営業利益、当期利益とも黒字を計上する見込みであるとの情報を得ています。9 月 6 日に開示しました「倉 敷機械の株式取得(連結グループ化)に関するお知らせ」の 6 の今後の見通しにある通り、対象会社の株式 取得による当社の 2023 年 12 月期の連結業績への影響はございません。

Q:倉敷機械の株式を取得する目的は?

A:倉敷機械の事業及び全従業員 295 名を当社グループに迎え入れることは、事業の持続的成長と企業価値 向上に寄与すると考えております。工程集約・自動化・DX がさらに進む顧客ニーズの変化を踏まえて、DMG 森精機は MX 戦略による持続的成長を目指しております。 倉敷機械は DMG 森精機の製品群にない CNC 横中ぐりフライス盤の製造・販売を中心事業とされており、CNC 横中ぐりフライス盤はこれから中長期的に成 長が期待できる宇宙・航空、新エネルギー、重機械産業での需要が増加しております。 DMG 森精機の製品群・お客様領域をより充実させる上で、倉敷機械の開発技術、製造技術及び新たなお客様の確保は重要であ ると考えています。また、より高度・複雑化する商品サービスの中で、納入後の高品質なアフターサービス、 お客様へ生産性向上のソリューションを提案できるエンジニアの充実は、今後の MX 戦略において非常に重要な意味をもつと考えます。

Q:なぜ倉敷機械を選んだのか?

A:倉敷機械とは 2017 年からアメリカの一部の州で独占販売契約を締結しており、2022 年には 32 州にまで拡 大しシナジーを生み出してきました。この販売・サービスを通じて、倉敷機械の製品を熟知しており、DMG 森精機の内製部品などの利用により、さらなる精度・品質向上に貢献できるものと判断しました。また、倉敷機械には、当社の MX戦略に欠かせない、工作機械に精通した優秀なエンジニアが多数所属しております。

Q:倉敷機械の株式取得による DMG MORI グループにとってのメリットは?

A:当社グループのデジタルプラットフォームを活用し、さらなるグローバルでの拡販・企業価値向上が期待できます。また、倉敷機械の商品とともに優秀なエンジニアを迎え入れることにより、生産性向上のソリューション 提案やアフターサービスの人材・品質確保が可能になり、当社の MX 戦略を加速することができます。さらに、 倉敷機械は DMG 森精機のグループ会社である株式会社太陽工機と地理的に近い位置関係にあるため、両社における経営資源の融通、サプライヤー他ステークホルダーとの関係強化も期待できると考えます。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。

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