東海旅客鉄道(JR東海)では9月7日、「トンネル検査ロボット」のプロトタイプが完成したと発表した。
同社は、トンネルなどの土木構造物に対して適切な検査や修繕を行うことで健全性を維持し、鉄道の安全・安定輸送を確保している。このうちトンネルの検査では、現在、コンクリート表面の目視検査に加え、検査員がハンマで壁面を打撃して内部の状態を把握する打音検査も実施している。この打音検査は、高所作業による身体的負担が大きく、また検査員の経験に基づく技量が求められる。そこで同社は、労働力人口減少への対応や作業の効率化を目的として、中央新幹線への導入を目指し、打音検査のロボットによる自動化に向けて開発を進めてきた。
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