・世界的な需要増に対応、生産能力を約2割向上
富士フイルム(東京都港区)は9月6日、神奈川事業場足柄サイトに約45億円を投じてINSTAX“チェキ”※1フィルム(以下、チェキフィルム)の生産設備を増強すると発表した。INSTAX“チェキ”シリーズの世界的な需要増に対応するため、チェキフィルムの生産能力を現在よりも約2割向上※2させる。なお、今回増強する生産設備は、2024年秋より順次稼働する予定。
日本で“チェキ”の愛称で長く親しまれているINSTAX は、1998年の発売以来、アナログインスタントカメラから、ハイブリッドインスタントカメラ、スマホプリンターへとラインアップを拡充し、若年女性層のみならず、男性層やミドル層にもユーザー層を広げてきた。近年では、ハイブリッドインスタントカメラ「INSTAX mini Evo」(発売:2021年)、スマホプリンター「INSTAX mini Link 2」(同:2022年)、アナログインスタントカメラ「INSTAX mini 12」(同:2023年)を代表に数多くのINSTAXデバイスを投入。チェキフィルムでは、写真表現の幅を広げるために、ミニ・スクエア・ワイドの3フォーマット展開を加速している。
今回、チェキフィルムの生産能力を一層拡大するため、神奈川事業場足柄サイトに約45億円の設備投資を行い、チェキフィルムの生産ラインを増設する。INSTAXの製品ラインアップのさらなる拡充やイベント・ビジネスへの用途拡大、パートナー企業とのコラボレーションなどにより、今後も続くチェキフィルムの需要増に対応していく。今回の増設ラインがフル稼働する2025年度には、チェキフィルムの生産能力を現状比約2割向上させる。なお、2022年からの設備増強による効果も合わせると、チェキフィルムの生産能力は2021年度比約4割増となる。
富士フイルムは今後も、“撮ったその場で、すぐにプリントが楽しめる”インスタントフォトシステムINSTAXの世界を広げていく。
※1 INSTAXおよびチェキは、富士フイルム株式会社の登録商標または商標。
※2 ミニ・スクエア・ワイドの3フォーマットのチェキフィルムの合計。全世界の生産能力。
<設備投資の概要>
会社名:富士フイルム株式会社 神奈川事業場足柄サイト
所在地:神奈川県南足柄市中沼210
総投資金額:約45億円
主な投資内容:INSTAX“チェキ”フィルム生産ラインの増設、付帯設備など
稼働開始時期:2024年秋より順次稼働
詳細は、ニュースリリース