東京応化工業(川崎市中原区)は8月8日、連結子会社であるTOK尖端材料(韓国・仁川広域市、以下TOKAM)の仁川工場に新検査棟を建設することを決定したと発表した。2023年11月に着工し、2026年上期より稼働を開始する予定。
東京応化工業は顧客密着戦略のもと、韓国におけるフォトレジストの研究開発・製造・販売拠点として、2012年にTOKAMを設立した。以来、TOKAMは韓国における東京応化工業グループ製品の採用拡大をけん引してきた。現在では、連結売上高における韓国向け売上高の割合は12.5%を占める(2022年12月期実績)。
東京応化工業は今回、韓国半導体市場における需要拡大に伴い、製品のさらなる高品質化および供給能力拡大を目的として、TOKAMにおける新検査棟の建設を決定した。
新検査棟には新たな検査装置を導入する予定であり、製品の品質や検査効率の向上を見込んでいる。加えて、将来の需要増加にも対応できる拡張性を備えるほか、働く人にとって安全で快適な建物となるよう設計する。
<TOK尖端材料株式会社 新検査棟の概要>
所在地:大韓民国仁川広域市
建築面積:1,540㎡
着工予定:2023年11月
稼働開始予定:2026年上期
投資金額:70億円以上(予定)