・23年度売上予想600億円、営業利益予想12億円は変えず
一方、欧米諸国では高いインフレ率を受けての金融引き締め政策が継続、中国ではゼロコロナ政策の解除により旅行や外食などのサービス需要は回復したものの不動産市況は未だ低迷しており、同社の海外主要市場における経 済情勢も不透明な状況が続いた。
このような状況下、同社グループでは前期から推進している3ヵ年の中期経営計画のテーマである『スリムで骨太体質への変革』のもと、基本方針である「収益性改善・強化」「財務体質の改善」「将来の基盤構築」に取組んできた。
■セグメント別の経営成績
①日本
②中国
中国は、インフラ投資鈍化や地場メーカーの販売攻勢により厳しい販売環境が継続しており、売上高は6億2千7百万円(前年同期比88.4%)、セグメント損失は2億7千2百万円(前年同期はセグメント損失1億1千8百万 円)となった。
③欧州
欧州地域は堅調な需要に支えられ、売上高は15億1千6百万円(前年同期比154.3%)、セグメント利益は2千1百万円(前年同期はセグメント利益3百万円)となった。
④その他
その他地域は、欧州セグメントを分離したことにより売上高は0となり、セグメント損失は1千7百万円となった。
■主要品目別売上高の状況
①建設用クレーン
②油圧ショベル等
国内売上高は14億8千2百万円(前年同期比80.6%)、海外売上高は35億7千8百万円(前年同期比144.2%)となり、油圧ショベル等の売上高は50億6千万円(前年同期比117.1%)となった。
③その他
その他製品の売上高は1億9千万円(前年同期比74.4%)となった。
■ 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2023年5月12日に公表した、通期の連結業績予想(下記)に変更はない。
売上高600億円、営業利益12億円、経常利益9億円、親会社株主に帰属する当期純利益20 億円。