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神戸製鋼、23年4〜6月の建設機械(コベルコ建機)売上は1.6%増の883億円、23年度予想は14%増の4,350億円に修正

 ㈱神戸製鋼所が8月8日に発表した2023年度第1四半期(4〜6月)連結業績によると、建設機械部門(コベルコ建機)の売上高は、前年同期比1.6%増の883億円(前年同期869億円)、経常利益は同84.8%減の14億円(同92億円)となった。油圧ショベルの販売台数は、欧州でのエンジン認証問題などにより微減、クローラクレーンの販売台数は欧州でのエンジン認証問題や生産・出荷のずれなどにより減少した。

 損益変動要因としては、販売数量の減少、調達コスト上昇分の販売価格への転嫁の進展 、対ドル、ユーロでの円安による輸出採算の改善、 エンジン認証問題に関する補償金収入の剥落をあげている。

 2023年度の見通しについては、油圧ショベルの販売は、国内は微増の一方、中国は需要減少と競争激化などにより減少、クローラクレーンの販売は、オセアニアでの販売増などにより増加すると想定。損益変動要因としては、販売台数の減少、調達コストの改善と販売価格改善の進展、円安による輸出採算の改善、労務費などの固定費を中心としたコストの増加をあげている。

 売上高については、前回(23年5月11日)予想の4,490億円から下方修正し、前年度比 14.0%増の4,350億円(前年同期3,817億円)、経常利益は前回予想の100から上方修正し、同5.7%増の130億円(同123億円)としている。

 神戸製鋼所の2024年3月期第1四半期決算短信

 第1四半期決算説明資料

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