同社は前年度より決算日を3月31日から12月31日に変更。経過期間となる前第2四半期連結累計期間は、同社及び3月決算だった連結子会社は2022年4月1日から2022年9月30日の6か月間を、12月決算だった連結子会社は2022年1月1日から2022年9月30日の9か月間を連結対象期間とする変則的な決算としている。このため、第2四半期連結累計期間と同一期間となるように組み替えた前年同期(以下 「調整後前年同期」という。)による比較情報が記載されている。
このような経営環境のもと、同社グループは「中期経営計画2023」を推進し、製品・サービスによる社会課題解決を通じて持続的に企業価値を拡大することをめざし、強靭な事業体の構築、企業価値向上のための変革、SDGsへ の貢献拡大及び環境負荷低減への取組み強化などの施策を推進した。
■セグメント別の状況
①メカトロニクス
この結果、受注高は1,057億円(調整後前年同期比4%減)、売上高は1,069億円(同17%増)、営業利益は58億円(同150%増)となった。
②インダストリアルマシナリー
プラスチック加工機械事業は、中国では電気電子関連の需要が停滞し、国内や欧州においても投資の冷え込みにより受注は減少したが、受注残があったこともあり、売上は増加した。一方、資材費上昇の継続によ り営業利益は減少した。その他の事業は、半導体市況軟化に伴う顧客の在庫調整や投資先送りの影響などを受け、受注は減少した が、受注残があったこともあり、売上、営業利益ともに増加した。
この結果、受注高は1,405億円(調整後前年同期比19%減)、売上高は1,339億円(同8%増)、営業利益は112億円(同1%減)となった。
③ロジスティックス&コンストラクション
この結果、受注高は1,972億円(調整後前年同期比2%増)、売上高は1,849億円(同10%増)、営業利益は123億円(同29%増)となった。
④エネルギー&ライフライン
エネルギープラント事業は、国内のバイオマス発電設備の大型案件の減少により受注、売上、営業利益ともに減少した。その他の事業は、前期に実施した一般廃棄物処理事業の譲渡の影響などにより受注、売上、営業利益ともに減少した。
この結果、受注高は664億円(調整後前年同期比34%減)、売上高は813億円(同12%減)、営業利益は4億円(同93%減)となった。
⑤その他
受注高は29億円(調整後前年同期比2%増)、売上高は30億円(同4%増)、営業利益は9億円(同36%減)となった。
■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2023年2月13日の決算短信で公表した2023年12月期の連結業績予想を、以下のとおり売上高を250億円上方修正した。連結業績は、売上高1兆 750億円(前回予想1兆500億円)、営業利益640億円)、経常利益600億円、親会社株主に帰属する当期純利益380億円。