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鍛圧機械、2023年暦年受注の見通しは横ばいの3,730億円

 日本鍛圧機械工業会 は7月27日、2023暦年の受注見通しは3,730億円と前年の横ばいとの見通しを発表した。

 新型コロナも収束はしていないが、経済活動は元に戻ってきており、国内では政府による経済対策等も奏功し緩やかな回復基調がみられる。海外では中国経済の停滞やウクライナ侵攻による原材料・エネルギー価格の高騰といったマイナス要因が継続して存在する一方で、半導体不足の緩和、EV関連での引き続きの設備投資等が期待できる。総じて、2022年と比べてプラス・マイナス要因はあるものの、新たにインパクトとなる懸念材料がみられないこともあり、受注は2022年と同程度で推移するものと予想した。

 機種別によると、2023歴年のプレス系は1,550億円、前年比0.6%微増の横ばいとみた。国内・海外ともに自動車のEV化対応では国別での強弱はあるものの底堅く、まだまだ新規投資需要が期待できる。板金系は1,300億円、前年比0.2%の微減の横ばいと予想した。

 各種経済対策等による下支えに加え、調整局面とみえる半導体装置関連も後半には持ち直すものとみられ、都市再開発を含む社会インフラ整備への建材関連も堅調と予想した。

 サービス系は880億円、前年比0.7%微減の横ばいとみた。プレス系・板金系そしてサービス系いずれも、2023年の受注見通しは多少のでこぼこはあるものの2022年の横ばいと予想した。

国内:2023年の国内は1,600億円、前年比0.1%微増の横ばいとみた。国内では政府による経済対策の下支えと、自動車生産の回復、半導体製造装置関連、社会インフラ再整備等への投資が引き続き期待されると予想した。

輸出 :2023年の輸出は1,250億円、前年比0.5%微増と予想した。中国経済の不安はあるものの、欧・米を中心にEV化対応による設備投資。新型コロナ禍後のASEAN、インド等新興国での回復が期待できると予想した。

 ニュースリリース

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