コベルコ建機は7月27日、日刊工業新聞社が主催する「第 53 回機械工業デザイン賞 IDEA」において、主に産業機械・機器関連の優れた製品に贈られる「日本産業機械工業会賞」を、クローラクレーン「Mastertech7200G NEO」で受賞したと発表した。
■受賞理由
■受賞製品「Mastertech7200G NEO」について
クレーンに関わるすべての人のニーズをさまざまな角度から取り入れて開発した 200 トンクラスのクローラクレーン。 本体からウインチをなくして本体輸送重量を軽量化するとともに、 アタッチメントの一体輸送と一体組立を実現した。従来からのコンパクトボディを継承しながらも、つり上げ能力はタワー仕様で従来機比最大約 25%向上(クレーン仕様は同約 10%向上)と、ワンクラ ス上の能力である「Mega Luffing(メガラッフィング)250」を実現し、大幅な作業性能向上を達成している。また、作業時の安全性 を高める各種装備や、オペレータの作業性はもちろんのこと、快適性を追求した新型運転席「delight(デライト)キャブ」を採用した。加えて、これまで熟練の運転技術が必要とされたクレーン操作のいくつかを機械がアシストするオペレータアシスト機能(NETIS 登録番 号:KT-220202-A)なども実装している。
【機械工業デザイン賞 IDEA について】
日刊工業新聞社が、日本の工業製品におけるデザインの振興と発展を目的に1970 年に創設した賞。製品の機能や外観だけではなく、市場性や社会性、安全性など、さまざまな面から総合的な審査が行われる。審査委員会は関係省庁や大学、各工業団体の専門家などで構成されている。