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カヤバ 、AT 用ベーンポンプを開発、KYB金山で量産を開始

・低フリクション化によりロストルクを 20%低減

 カヤバ(KYB)は7月20日、マツダの新型SUVに搭載されるAT用ベーンポンプを開発し、KYB金山で量産を開始したと発表した。製品の搭載車は2022年より販売が開始されている。

 今回開発したベーンポンプはカヤバで初の AT(ステップ AT)用であり、 現在量産している CVT用のポンプをベースにしながら、CVTとはポンプの使用条件の異なるATに最適となるよう全て の構成部品を一から見直し開発した。

■AT 用ベーンポンプ:CVT と比べて必要油圧が低い AT に合わせ必要な耐久性を確保しながら最大限の低フリクション 化を行い、従来品と比較しロストルクを 20%低減した。ロストルクの改善に際してはカヤバ初採用の薄型(従来比 29%減)のベーンを採用するとともに、他部品も摺動面積を極力減らすことで低フリクシ ョン化を実現した。今回開発した低フリクション化の技術は搭載車両の燃費改善や CO2 排出量削減による環境性能向上に貢献するだけでなく、今後カヤバが開発するポンプ製品にも適用することで より多くの製品で省エネによる環境改善への貢献が期待できる。

 ニュースリリース

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