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大林組、建設現場におけるCO2排出量削減と資源循環プロセスの構築をめざす

・大阪・関西万博の建設工事で稼働する建設機械の燃料として活用

 ㈱大林組は7月13日、自社施設や一般家庭などから出た廃食用油を回収、100%バイオディーゼル燃料(以下、B100燃料)に精製し、大林組が手がける2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の建設工事で稼働する建設機械の燃料として活用する実証実験を行うと発表した。

 大林組は、施工中の排出を含むScope1+2において、2030年度までに2019年度比46.2%の温室効果ガス排出削減を目標に掲げ、2022年10月にSBT認定を取得した。2023年度は2019年度比16.8%の削減達成を見込むなど対応を進める一方で、長期的な目標の達成のためには、建設現場におけるCO2排出量の約7割を占める軽油燃料に代えて、バイオディーゼル燃料の活用を推進していく必要がある。

 この実証実験では、㈱松林(京都府宮津市)、西尾レントオール(大阪府大阪市)と協働し、大林組大阪本店および西日本ロボティクスセンターの食堂で使用した食用油を回収し、一般家庭などから出た廃食油とともに製造委託先でB100燃料を精製、松林が配送を担当し、大阪・関西万博の大林組が施工する工事にて、西尾レントオールから借り受ける建設機械(油圧ショベル、発電機)に軽油に代わる燃料として使用する。実験を通じて、B100燃料使用時の建設機械のメンテナンスやモニタリング方法の確立、エンジンへの影響評価などを調査するとともに、燃料調達から精製、建設機械への供給、使用までの資源循環プロセスの構築をめざす。

 詳細は、ニュースリリース

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