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荏原子会社、浸漬式ポンプ事業の譲受に関する契約を締結

 ㈱荏原製作所(以下、荏原)は7月12日、グループ会社であるEBARA Pumps Europe S.p.A(以下:EPE)は、ドイツ SKFグループの子会社であるSKF Lubrication Systems Germany GmbH(以下:SKF)との間で、同社の浸漬式ポンプ(Spandau Pumpen)事業譲受に関する協議が合意に至り、2023年7月11日付で事業譲受契約を締結したと発表した。

■背景
 荏原の建築・産業カンパニーは、中期経営計画「E-Plan2025」において、産業プロセス・ユーティリティ市場への参入を目的とした製品の拡充および拡販によるグローバルでの新市場開拓の戦略を強化し、そのためにM&Aなどの成長投資を積極的に行う方針を掲げている。

■概要
 SKFは、工作機械向けスクリューポンプやシールレス浸漬ポンプに強い製品競争力と顧客基盤を持っており、欧州地域を中心に事業を展開している。荏原が事業を譲り受け、荏原グループのリソース・ネットワークを活用して工作機械のグローバル市場へと参入し、新たな製品とサービスを提供することにより、更なる事業拡大を目指していく。

譲受事業:工作機械向けスクリュー式及びシールレス浸漬ポンプ(Spandau Pumpen)事業

■今後の展開
 Spandau Pumpen事業が持つ顧客基盤・サプライヤーを速やかに承継すると共に、イタリアのEPEに生産を移管して、グローバルでの新たな顧客開拓にも取り組みます。当社は、今後も産業市場向けの製品ラインナップ拡充・販路獲得を積極的に行い、事業拡大を図っていく。

 荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていく。

 ニュースリリース

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