日本毛織(ニッケ、大阪市中央区)は中期経営計画において基本戦略の一つに海外ビジネスの拡大を掲げているが、6月30日、産業機材事業における海外生産拠点の一つである PT. FUJIKO INDONESIA(以下、フジコーインドネシア)において不織布製造設備の増設投資を行うことを決定したと発表した。
ニッケ産業機材事業本部は、自動車関連や環境関連など幅広い分野に向けた製品・設備などの開発・製造・販売を行っており、既成概念にとらわれない商品開発や技術開発の積み重ねにより、 グローバル市場に向けて新たな顧客価値を提供することを方針に掲げている。
フジコーインドネシアは、2013 年の設立以来大手取引先向けに不織布を製造しているが、現在、生産能力の問題により取引先からの要請に一部対応できず、また今後一定の需要増が見込まれることから、現在の第 1 ラインに加えより生産性の高い第 2 ラインを増設することを決定 した。
今回増設する不織布製造設備は、既に導入実績があり円滑な立ち上げが可能、かつ現在の第 1 ラインに対して 25%の生産性向上を期待できるもの。また同時に、照明の LED 化や集塵装置の強化等、より環境にやさしい施設へと整備を行う予定。
<投資内容>
導入場所:PT. FUJIKO INDONESIA(インドネシア) 取締役社長 古川 康志
導入設備:不織布製造設備
最大生産能力:約2,500t/年(既存ラインを含む)
投資金額:約9億円
導入時期:2025 年 3 月 本格稼働予定
<PT. FUJIKO INDONESIA>
住所 : Jl.jababeka V Blok I/3 Kawasan Industri Jababeka Desa Harja Mekar Kec.Cikarang Utara Kab. Bekasi-17530 Indonesia