・中国の広深港高速鉄道の発着駅である香港西九龍駅の複合施設向けに
昇降機160台と行先階予約・運行管理システムを一括受注
㈱日立製作所(以下、日立)は6月28日、中華人民共和国(以下、中国)香港特別行政区(以下、香港)における昇降機(エレベーター・エスカレーター等)販売・サービス会社である日立電梯工程(香港)有限公司(以下、日立電梯工程(香港))を通じて、香港のデベロッパーである新鴻基地産発展有限公司から、広深港高速鉄道の発着駅である香港西九龍駅の複合施設向けに、分速300mの高速エレベーター22台をはじめとするエレベーター115台、エスカレーター41台、動く歩道4台の計160台と、エレベーターの効率的な配車を実現する行先階予約システムおよび人流予測型エレベーター運行管理システム「FI-700」を一括受注したと発表した。中国の製造・販売・サービス会社である日立電梯(中国)有限公司にて製造し、2024年12月までに納入予定。今回の受注は、香港における日立グループの昇降機の受注としては、過去最大となる。
■香港西九龍駅の概要
香港西九龍駅は、広州、深圳などの中国本土の各都市と香港を結ぶ広深港高速鉄道の発着駅として2018年に開業した。美術館、博物館、劇場などの芸術・文化施設が集まる再開発エリアである西九龍文化区に位置しており、香港国際空港や、香港市街地へのアクセスにも優れた大規模開発地帯となっている。今回昇降機を納入する施設は、香港西九龍駅に直結する約24万平方メートルのオフィス、約5万5千平方メートルの商業施設、屋外施設などを有しており、2025年に竣工予定。
■香港における日立の昇降機事業
日立は、1966年にビルシステム事業初の海外グループ会社として日立電梯工程(香港)を設立、1980年にはマカオ特別行政区(以下、マカオ)に支店を開設、2007年には、アジア最大規模の複合商業施設「ザ・ヴェネチアン®・マカオ・リゾート・ホテル」にエレベーター40台を納入するなど、香港・マカオにおいて日立製昇降機の販売、据付、保全、リニューアルを行ってきた。
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