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ソディック、食品機械事業の海外市場開拓を推進、海外営業部門を新設

・海外の展示会へ積極出展 2026 年度売上 150 億円、利益 20 億円を目指す

 ㈱ソディックは6月26日、食品機械事業の海外市場開拓を推進するため、海外営業部門を新設すると発表した。

 ソディックでは、食品機械事業における中期経営計画「Next Stage 2026」の売上目標 150 億円・利益 20 億円達成にむけ、国内外の工場拡張や新規市場の開拓に取り組んでいる。

 具体的な施策として、海外営業部門(営業統括部 営業部 海外営業課)を新設し、新体制で本格的に 東アジア・東南アジア・アメリカを中心に営業活動を展開していく。また、今年は海外での展示会 を計 7 地域で出展を予定しており、海外新規顧客の開拓に注力していく。

 加えて、主力の製麺機と米飯製造システムの生産体制強化に向け、今年 2023 年 1 月より中国厦門工場内に食品機械新工場が稼働開始。11 月には加賀事業所内に食品機械新工場が完成予定で、新技術の 開発やコストダウン等を図るなど競争力をさらに強化し、海外販路拡大に取り組んでいく。

 海外市場のなかでも最も有望な市場が中国。食品機械事業部は、前身の㈱トム時代から、 30 年間にわたって中国で LL(ロングライフ)麺や冷凍麺設備を販売し、実績を積み重ねてきた。

 2019 年には、上海市に食品機械事業の販売会社「蘇比克富夢(上海)貿易有限公司」を設立。設計・ 施工・設置、メンテナンスまでをトータルでサポートする体制を構築し、販売力を強化している。

 同じ東アジア地域である韓国では、2016 年から始まったパック米飯設備の販売を横展開すること で、これまで主に製麺設備の分野に限られていた食品機械事業の売上げを飛躍的に伸ばしてきた。

 近年はコロナ禍で営業販売活動が制限される中でも、中国は上記販売会社を通して大規模なパック 米飯設備の売買契約を立て続けに成約。一方、韓国は代理店の販売協力を背景にパック米飯設備、LL 麺・冷凍麺・即席麺設備をコンスタントに販売していくことで売上げは順調に推移している。今後 も、販売会社・代理店の関係をより強固な形に保ちながら、これまで実績のある米飯・製麺設備はも とより、別分野の市場への進出も視野にいれて営業活動を展開していく。

 また、ソディックの強みの一つにメンテナンスサービスの充実が挙げられるが、コロナ禍以降の海外でもより一層サービス体制を強化することで営業売上の拡大に繋がっており、人員を大幅に増強するこ とで、国内からの派遣および販社の中国国内でのさらなるサービス充実を図っていく。

 その一方で、これまでは上述のように中国・韓国・台湾を中心に海外営業を進めてきたが、今後は未開拓だった地域であるベトナム、フィリピン、インドといった国々での受注に狙いを定めて、 営業展開を推進していく。

 詳細は、ニュースリリース

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