・世界の建機メーカーは厳しい状況でも売上は堅調
英国KHLが発行する「International Construction」は、最近、2022 暦年のドルベース売上高に基づいた建設機械メーカーの売上高ランキング、Yellow Table (イエローテーブル)を発表した。以下、当サイトが入手した同レポート概要から抜粋。
機械の販売に関して、2022 年は 2021 年からいくつかの大きな変化があった。最初の変化は中国で起こった。パンデミックの影響で世界のほとんどの地域で機械の販売が落ち込んだが、2020年と2021年には景気刺激策の効果で中国では実際に販売が増加したが、国のゼロコロナ政策に沿った販売の枯渇により事業が妨げられ、売上が減少した。
■売上高シェア(地域別、企業別)
北米では、売上高で世界最大の OEM である キャタピラー と現在第 4 位の OEM である ジョンディアの好調な業績に支えられ、23.2% から 26.8% へと大幅な増加が見られる。
ヨーロッパでは、昨年の 2 6.3% から 27.5% へとわずかに増加した。ヨーロッパではトップ 10 に 4 社が入っている。ボルボ CE が 6 位、リープヘルが 7 位、サンドビックが 9 位、JCB が 10 位。
ボルボCE はヨーロッパで最も高い位置にある企業であり、 6 位に留まっている。リープヘルは 7 位に上昇し (前年も順位を 1 つ上げた)、次に日立建機、サンドビック、JCB の企業が 1 つ順位を上げている。英国に本拠を置くJCBは、OEMにとって最大の市場であるインドでの回復によりトップ10に返り咲いた。それが売上の向上につながる。これらの企業はすべて、中国に拠点を置く中联重科(Zoomlion)のおかげで順位を1つ上げている。7 位から 12 位に急落したが、OEM は近年急速に順位を上げている。
昨年は、イエローテーブルにかなり大きな変化があった。現代重工業による斗山インフラコアの買収により、イエローテーブルは現代斗山インフラコアとなり、現代建設機械も子会社である新しい現代純正グループの子会社となった。現代斗山インフラコア は Develon にブランド変更されたことに注意。斗山ボブキャットは独立した企業として運営を続けているため、最後の表では「新規参入」として記載。このコンパクトなスペシャリストは非常に好調で、トップ 10 圏内からわずか 1 つ順位を上げた。姉妹会社のDevelonと現代建設機械の売上高を合わせると、同チャートで12位にランクされることになる。
■2023年は約7%減少する見通し
ネット上の海外ニュース等より抜粋