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千代田化工建設、INPEX 向けメタネーション試験設備工事を受注

 千代田化工建設は6月16日、㈱INPEXより、400Nm3-CO2/h メタネーション(合成メタン:e-methane)試験設備工事を受注したと発表した。

 今回の案件は、INPEX が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から採択された助成事業のもとで、大阪ガスと共同で実施するガスのカーボンニュートラル化に向けた CO2-メタネーションシステムの実用化を目指した技術開発事業の実証に係る試験設備を建設するプロジェクト。

 同プロジェクトで建設する試験設備は CO2-メタネーション設備の合成メタン製造能力が約 400 Nm3CO2/h であり、実際に建設工事が開始されたプロジェクトとしては、現時点で世界最大級の規模になる。千代田化工建設は、同プロジェクトを通じて、ガスの脱炭素化において鍵となるメタネーション技術の早期の社会実装に貢献していく。

 また、千代田化工建設は総合エンジニアリング会社として、プラントの EPC だけでなく、合成メタンを含む合成燃料の原料となる水素サプライチェーンの構築や CO2 分離・回収技術の開発等、カーボンニュートラルの実現に貢献する技術の社会実装に向けて多方面から事業に取り組んでいる。これらの事業を通じて、経営理念である「エネルギーと環境の調和」を目指して、持続可能な社会の発展に貢献していく。

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