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日本精工(NSK)、中国の統括本社と研究開発拠点の増築の起工式を実施

・中国拠点の本社機能および研究開発環境を強化し、競争力を向上

 日本精工(NSK)は、2023年5月22日、中国の昆山市において、NSKの中国統括本社であるNSK投資有限公司(NSK中国社)と研究開発拠点であるNSK(中国)研究開発有限公司(NSK中国R&D社)の拡張工事の起工式を行った。

 今回増築する施設は、昆山市花橋経済開発区彩橋路商銀路の区画に位置し、敷地面積は約12,300平方メートル、総建築面積は約21,000平方メートルであり、2024年8月に完成する予定。今回の増築により、従業員の増員や技術開発の現地化に向けた研究環境強化などの機能拡充を進める。

■郁国平NSK中国社社長の本起工式でのコメント:
 NSKは、中国市場において、お客様のニーズを満たす技術や製品を、中国のスピード、方法、コストで開発していきます。今回の増築により、今後、産業機械、自動車用軸受、自動車用ステアリングの分野で、最先端技術の研究・開発をさらに進めていく予定であり、自動車の電動化・知能化、自律走行、CNC (コンピューター数値制御)工作機械、高速鉄道、風力発電、ロボット、医療などに関連する新技術・新製品の開発に注力します。NSKのコア技術とデジタル技術を組み合わせ、中国の産業発展に高品質で効率的な優れたソリューションを提供し、より一層中国の近代化と持続可能な発展に貢献するとともに、昆山市の経済発展にも寄与していきます。

■背景
 NSKは、中期経営計画MTP2026で「経営資源の強化」を掲げて、研究開発の強化に取り組んでいる。中国の研究開発拠点であるNSK中国R&Dでは、中国の自動車や産業機械向けの基礎研究、開発設計、技術サポートまでを展開しており、今回の拡張工事により、研究環境の強化を図る。

■NSKについて
 NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきた。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国以上に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしている。
 企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げている。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していく。

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