・「脳・心血管疾患の発症ゼロ」実現を目指して、インドでの血圧計普及を加速
オムロンヘルスケア(京都府向日市)は5月31日、インド タミルナド州にある「オリジンズ・マヒンドラチェンナイ(ORIGINS by Mahindra Chennai)」*1に、新工場を建設することを決定したと発表した。新工場は2025年3月から操業を開始し、家庭用および医療機関用の血圧計を生産する。これに先立ち同社は、タミルナド州首相 M.K.Stalin立ち会いのもと、タミルナド州政府と工場新設に関する覚書を締結した。
同社は、インドで生活する多くの方の健康課題の解決に向けて、インド国内に血圧計の生産拠点を設け、一人でも多くの人に血圧計を届ける体制を整える。また、従来から実施している疾病啓発活動を強化する。これらの取り組みを通じて、高血圧患者の家庭での血圧測定を普及し、インドにおける「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」実現に向けて取り組みを進めていく。
*1住友商事とマヒンドラグループの出資で開発された工業団地
*2国連報告書より
*3自社調べ
オムロン ヘルスケア株式会社 代表取締役社長 岡田 歩コメント
インドでは、加速する経済成長や人口増加を背景に、より多くの人が高血圧などの生活習慣病に悩むと考えられている。同社は、工場新設を通じて血圧計の供給体制を増強するとともに、疾病啓発を強化することで、インドで暮らす人々の重症化予防と病気の早期発見に取り組む。そして、同社の循環器事業ビジョン「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」のもと、インドが抱える健康課題の解決に貢献する。
<新工場概要>
会社名:OMRONHEALTHCARE MANUFACTURING INDIA PRIVATE LIMITED
設立日:2022年7月14日
操業開始:2025年3月(予定)
敷地面積:約24,000㎡
生産品目:血圧計