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三井E&S、反応器向けチューブバンドルを受注

 ㈱三井E&Sは5月23日、㈱トクヤマ徳山製造所の反応器向けチューブバンドル(※)製作を、オリックスより受注したと発表した。

 この案件は、トクヤマとオリックスの共同申請事業で一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)・大日本印刷(DNP)の令和4年度先進的省エネルギー投資促進支援事業にも採択されている。

 工事では反応器のチューブバンドルの材質を変更することでプラントでの熱回収量が増加し、排熱の再利用が可能となるため、省エネルギー化に貢献している。

 三井E&S玉野工場はアメリカ機械学会(ASME)の認定工場で各種国内法規にも対応しており、国内外問わず大型の反応器・熱交換器・塔槽類の製作、また特殊材料の溶接や製作難度の高い機器の製作にも対応可能。加えて、製作した大型機器類を工場から直接国内外へ海上輸送可能であり、同工事でも玉野工場から徳山下松港まで機器を直接海上輸送する。三井E&Sは過去にも同反応器のチューブバンドルの製作実績を有している。

 三井E&Sの技術・設備・実績を活かして今後も化学業界のカーボンニュートラルに貢献し、新たな機器の製作にもチャレンジしていく。

※チューブバンドル…反応器に内蔵された熱交換器の中の部品で、反応熱回収に用いられる。

<反応器チューブバンドル 仕様>
重量: 91,000kg
寸法:内径 約6.0m、長さ 約4.0m

 ニュースリリース

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