日揮ホールディングス(以下、日揮 HD)、コスモ石油、㈱レボインターナショナル)、合同会社 SAFFAIRE SKY ENERGY)の 4 社は、5月17日、国内初となる廃食用油を 原料とした国産 SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の大規模生産実証設備の建設工事を開始するにあたり、 16 日にコスモ石油堺製油所で、起工式を実施したと発表した。
同設備では、100%国産の廃食用油を原料とした年間約 3 万キロリットルの SAF を生産する。 2024 年度内に完工・運転開始を見込んでおり、大阪・関西万博が開催される 2025 年に SAF の供 給を開始する予定。また、同設備からはバイオプラスチックの原料となるバイオナフサや、リ ニューアブルディーゼルも生産される。
なお同事業においては、レボインターナショナル及び日揮 HD が連携して原料の廃食用油を調達 し、SAF 生産及び需要家への販売をコスモエネルギーグループ(コスモ石油並びにコスモ石油マー ケティング株式会社)が担う。各社の知見・ノウハウを結集して我が国初となる国産 SAF サプ ライチェーンの構築に向けた取り組みを加速させていく。
<SAF 生産設備概要>
建設予定地:大阪府堺市西区築港新町 (コスモ石油 堺製油所内)
SAF 生産能力:約 3 万キロリットル/年
原料:国産廃食用油
運転開始予定:2024 年度内